私が今、もっとも深く関心を寄せている映画は、12月11日にロードショーされる「ノルウェイの森」です。ビートルズの楽曲名をタイトルに冠したこの作品は、近年、ノーベル文学賞の最有力候補の一人と取り沙汰されている、村上春樹氏の同名小説が原作となっています。私はこの小説を、20数年前に刊行された際に、購入したその夜に徹夜して読み終えた記憶があります。読んでいるうちに、小説の世界観に完全に入り込んでしまい、途中で読む事を中断出来なかったのです。これまでにも村上氏の小説は、何作かが実写映像化されているのですが、「ノルウェイの森」もいつかは実写化されるのではないかと、私は予想していました。ところで、文学作品を映像化する事については、違和感を持つ人が居ますし、批判的な論調が少なからずあるようで、その趣旨については一定の理解をしておりますが、私個人としましては、何ら問題は無いと考えています。小説も実写作品も、どちらも私は楽しめます。ちなみに、ロードショーに関する予告映像を観る機会があったのですが、印象派の絵画のような美しい光と色彩で描かれていて、作品に対する期待が持てました。また、ビートルズの演奏音源を、作中で使用している点にも興味を感じます。ぜひ大画面で鑑賞したいと考えております。